コード進行とは?
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こんにちは、Takeです。前回のブログでは「どうやって曲を作るのか?」というテーマで、僕なりの作曲スタイルを紹介しました。今回は、その続きとして「コード進行」について掘り下げてみたいと思います。
作曲に興味を持った人が次にぶつかりがちな疑問のひとつが、「コード進行って何?」ということ。なんとなく聞いたことはあっても、具体的にどう使えばいいのか分からない、という声をよく聞きます。実はコード進行とは、曲の空気感や物語を形づくるとても大事なパーツです。
コード進行ってなんだろう?
コードとは、複数の音を同時に鳴らした“和音”のこと。たとえば、ド・ミ・ソを同時に鳴らすと「C」というコードになります。これらのコードをどんな順番で鳴らしていくかが「コード進行」です。
コード進行は、音楽の“背景”や“舞台”を作るようなもの。たとえばC→G→Am→Fといった進行を使えば、明るくてちょっと切ない雰囲気に。逆にEm→C→G→Dのような進行では、力強くて前向きな印象になります。
僕がよく使うコード進行
僕自身は、C – D – E というコード進行をよく使います。音楽理論的にはちょっと変則的な組み合わせかもしれませんが、どこかクセになる前向きな響きがあって、自然と身体が動き出すような感覚が好きです。
さらにここにGやBを加えてC – D – G – EやC – D – E – Bのように展開すると、曲に起伏が生まれて、ドラマチックな印象が加わります。僕の中では「物語が展開していく感覚」があって、聴いていても作っていてもワクワクするんです。
感覚で選んでOK
「このコードは使ってはいけない」とか「この進行じゃ不自然」といったルールはありません。
もちろん理論を学ぶことも大切ですが、最初はもっと直感的でいいと僕は思っています。
実際、僕も最初は“気持ちいい”を基準に選んでいました。「この流れ、なんか好き」「このコード、響きが心地いい」と感じたものをつないでいく。そうすることで、自分だけの進行が見つかったり、自然とパターンが身についてきたりします。
音楽は表現の手段であり、楽しむもの。頭で考えすぎて手が止まってしまうよりも、とにかく触れて、鳴らしてみることが大切です。
コード進行は曲の「背骨」
コード進行は、曲の芯のようなものです。そこにどんなメロディやリズムを乗せるかで曲の印象がガラッと変わるので、「とりあえずコード進行だけ作っておく」というのも立派な第一歩。
最初のうちは、既存の曲の進行を真似してみたり、DAWに入っているプリセットを参考にしてもOKです。
慣れてきたら少しずつ自分の好きな順番を見つけて、そこからオリジナルの流れを作っていくのも楽しいですよ。
とにかく触れて、鳴らしてみることが大切です。