コードネームを覚えよう!【第一弾】

”コードネームとは”

こんにちは!DECO MUSIC SCHOOLの谷口です!

今月から『コードネーム』について説明していこうと思います!

覚えたらとても便利な理論なので、複雑な部分もありますが一緒に乗り越えていきましょう!!

ポップス音楽を演奏する上で、欠かせない音楽理論が『コードネーム』です!

コードネーム』とは、和音をアルファベットと数字を使って表現したもののことを指します。

ちなみに、和音とは2つ以上の異なる音程の音が同時に鳴る状態のことです。

「ドミソ」の様に、「ドレミファソラシ」という音階の中で、一音ずつ音を飛ばして重ねていく形が多いです。

(厳密に言うと、3度ずつ重ねていくことになるのですが、ややこしくなってしまうので、一旦一音ずつ飛ばしてみてください。

度数については下で少し説明しています。)

音符ではなく、文字で表現することで、譜面を簡単にすることができます。

リズムや細かい音の指定がない分、伴奏を自由につけられるということですね。

”コードネームを覚える前に!”

コードネームを覚える前に知っておいて欲しいことが3つあります!

「前振りが長いよ!」という声が聞こえてきそうですが、もう少しお付き合いください!

1つ目が、「音名(おんめい)」です!

ちなみに、皆さんは[ドレミファソラシ]が何語かご存知ですか?

実はイタリア語なんです!

では、英語で表現するとどうなるのでしょうか。

答えは、[ C D E F G A B ]このようになります!

勘の鋭い方はお気付きかもと思いますが、このアルファベットが『コードネーム』でもそのまま採用されています!要チェックです!

2つ目は、「度数」です!

音楽理論では、音の間の距離を「度数」で数えます。

なんじゃそりゃと思う人が多いかと思いますが、簡単に言うと音に数字を割り当てて、数えられる様にしたということです。

例えば、「ド」を1とした時に、「ミ」は3番目の音になるので、「3度」と表現することができます。

ここで少しややこしいのが、「ミ」は「ミ」でもナチュラルの「ミ」とフラットの「ミ」では距離が変わってしまうところです。

鍵盤で数えてみると、黒白合わせてナチュラルの「ミ」は5番目、フラットの「ミ」は4番目になります。

この問題を解決するために、3度の距離が長い方を「長3度」、短い方を「短3度」と表現します。

3つ目は、和音の基礎となる音、「根音(こんおん)」です!

「根音」とは、和音(コード)において土台となる音で、英語では「ルート」と言います。

「根音(ルート)」から3度ずつ上に音を重ねた形を基本形と呼び、「根音(ルート)」の音名のアルファベットが、コードネームのアルファベットに使用されます。

そのままですが、根っこの音、「根音」と覚えておくといいと思います。

”基本的なコードネーム”

それではやっと『コードネーム』に入ります!!

『コードネーム』には、和音の音数の違いから大きく2つの区分があります。

1つ目が「三和音(英:トライアド)」です。

数字の通り、3つの音による和音のことを指します。

次に、「四和音(セブンスコード)」です。

こちらも数字の通り4つの音による和音のことを指しますが、更に厳密に言うと、先程説明した「三和音(トライアド)」に第7音が足されたもののことを指します。

”三和音(トライアド)”

今回は「三和音(トライアド)」を覚えていただきます!

種類は4つです!

①メジャー・トライアド ex) C, D, E…

②マイナー・トライアド ex) Cm, Dm, Em…

③オーギュメント・トライアド ex) Caug, Daug, Eaug…

④ディミニッシュ・トライアド ex) Cdim, Ddim, Edim…



4つの「三和音(トライアド)」を先程説明した度数で表すと、

①メジャー・トライアド 長3度+短3度

明るくて安定した響きがします。

②マイナー・トライアド 短3度+長3度

暗い響きがします。

③オーギュメント・トライアド 長3度+長3度

不安定で緊張感のある少し変わった響きがします。

④ディミニッシュ・トライアド 短3度+短3度

不安定で強い緊張感のある響きがします。

”【第一弾】終わりに”

いかがでしたでしょうか。

文字でコードネームを簡単に伝えるのって難しいなとブログを書いてみて感じました!笑

色々試行錯誤してみますね!!

そして、ぜひ、実際に音を出してみて響きとともに感覚を掴んでいただけると幸いです!

次回もコードネームについてのお話をしようかなと思っていますので、お楽しみに!!!

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