まずは音取り🎼
こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLの小笠原 桜子です🩰🧑🏻🚀
最近寒い日が続いてますがお変わりありませんか?
空気も乾燥しているので喉のケアは入念に!
さて今回は、『オーディションの課題曲をもらったらどう攻略していくのか』その方法とコツをご紹介します。
この2月だけで新しい曲を何曲か勉強する機会があり、系統が違えど新曲への取り組み方や理解を深めるための方法は共通している点が多いことに気づいたのでまとめてみました!
お役立ていただけましたら幸いです🌸

まずは楽譜にざっと目を通して音取りしていきましょう。
明らかに聞かせどころのある曲 ( 高音やロングトーンなど ) はその箇所を重点的に練習してください。
もし知っている曲であっても調や歌詞が違っていたり、尺の関係でカットされてる場合もあるので一通り丁寧に音取りしていくことをオススメします。

耳コピで知っている場合は特に注意が必要です⚠️
いろんな人が歌っているのを聴いて耳に残っているせいで歌詞のはめ方が違っていたり、リズムが曖昧になっていたりと多くの問題があります。
正しく歌いたくてもクセになってしまいなかなか抜け出せなくなることもあるので、可能な限りピアノや音の出るもので音やリズム、歌詞などを確認しながら一度楽譜通りに歌ってみましょう。
今はYouTubeなどで音取り用の動画がアップされていたりするので、そういったものを活用するのも一つの手だと思います☝🏻

オリジナルキャストのアレンジをマネして歌うのか、楽譜通りに歌うのか、迷った時はオーディションの規模や雰囲気、挑戦したい役を考慮して選んでみてください。
また、誰もが知っているような曲 (『オン・マイ・オウン』や『パート・オブ・ユア・ワールド』など ) でリズムや歌詞のあてはめ方が違うと『独特な人だなぁ』と認識されてしまう恐れがあるので、ここで個性は出さないようにしましょう⚠️
課題曲についてリサーチ🔎📑
与えられた課題曲に立ち向かうために、より曲への理解を深める必要があります。
そのためにはもちろんその作品自体を知ることが大切です。
私が課題曲の雰囲気を掴むために調べることは主にこんな感じです。
・作品のテーマとストーリー ・時代、時代背景 ・その曲を歌う登場人物について ( 年齢、人柄、生い立ちなど ) ・その曲が作品のどういった場面で歌われるのか、シチュエーション ・作品のどの辺りで歌うのか ・この曲を歌うことで物語がどう動くのか

まずは作品のストーリーや時代背景を調べましょう。
ネットで検索すれば大体のあらすじは出てきます。
次にその曲を歌う登場人物について調べていきましょう。
年齢、人物像、生い立ち、その人物が抱えている葛藤やコンプレックス、問題まで導き出せると最高です👏🏻
表現に繋がる情報を探す👨🏻💻
さて、ここまでは皆さん普通に調べて臨んでいると思いますが、その曲がどういったシチュエーションで歌われるのか、そしてそこから物語がどう発展していくかまで踏み込めるとより曲への理解が深まります🌱
課題曲が作中どの辺りで歌う曲なのかはネットで調べる他、ストーリーと照らし合わせておおよそでいいので把握できると良いです。
ざっくりと一幕なのか二幕なのか、一幕の冒頭なのか一幕ラストなのか、二幕の真ん中かクライマックスか、それがわかるだけでかなり捉え方が変わってきます。
また、ナンバー中の状況に関しては
- ✔︎︎︎︎ 周りにアンサンブルを従えて歌ってるのか独唱か
- ✔︎︎︎︎ 歌うきっかけは何か
- ✔︎︎︎︎ 昼か夜か
- ✔︎︎︎︎ 場所はどこか
- ✔︎︎︎︎ 季節は寒いか温かいか
- ✔︎︎︎︎ どんな格好をしているか
など、挙げたらキリがないほどですが細くわかればその分表現に活かすことが可能です。
これはYouTubeで歌っているシーンを探したり、公式が挙げている公開稽古やプロモーションを見たり、英語で検索して海外の映像を参考にしたり、観劇レポを書いてる方のブログから学べることもたくさんあります📝👀
曲の役割を理解する📈準備した分だけ自信になる
まったくの新作だった場合はどうでしょうか。
これまで紹介したリサーチはできません。
その場合は歌詞とメロディーから分かることだけ読み取ってあまり作りこみ過ぎない方がいいと思っています。
役のイメージとピッタリの人を探すでしょうから、役作りの理解度よりはあなた自身を見られているはずです。
年齢や背丈、声のトーン、求めている音域を持っているか、そして放つ雰囲気など。
高音などの決めるところはきちんと決めて、飾らない自分らしさを見せられればベストだと考えています◎
今回はオーディション課題曲を受け取ったあとの曲への取り組み方をご紹介しました。
曲や作品について時間の許すかぎりリサーチを進めましょう。
準備してきた分だけ自信に繋がります✨

次回!
リサーチした内容を実際に歌に落とし込む表現方法についてお伝えします!
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