自分の声の高さや低さが気になるのはなぜ?

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLのCHIAKIです。
今回は「声が低い」や「声が高い」ということが気になってしまう方へ向けてお話をしてみようと思います。
なぜ声の高さや低さが気になる?
自分の声の音程を気にする人は意外と多いです。
女性は『他の人より声が低い』、男性は『他の人より声が高い』ことを気にする人が多いような気がします。
私の体感ですと、男性よりも女性の方が自分の声の音程を気にしている人が多いなと思います。
これも女性に多いのですが、電話やお客様が来た時などに声が高くなることはありませんか?
意図的にやっている人もいるかもしれませんが、基本的に無意識だと思います。
なぜ、こういった場面で声が高くなってしまうのか。それは
『声が高い方が印象よく聞こえるのではないか』
という先入観です。
もう一度言います。
先入観です。
自分が育ってきた環境の中で、『他人に良い印象を与えたい時は声を高くするのが正解』と思い込んできたんだと思います。
「え?でも声低いと印象悪いじゃないですか」
と言われてしまいそうですが、私は声の高低ではなく色が大事なんだと思います。
「いろ?」とまた言われてしまいそうですが、いわゆる音色です。
音色が違うと、音程が同じでも聞いている方の印象は変わります。
無理に地声を変える必要はない
気持ちが高ぶると脱力中よりも体に力が入るため、声の高さが変わることはあります。
ですが、無理に『よそゆきの声』を作る必要はないと思っています。つまり、無理して声を高くする必要はないということです。
あまり意識して高くしている人はいないかもしれませんが、普段喋ってる時の声が低くて気になるという人は、気にしないでください!ということです。
常々私は、地声を大切にして欲しいと思っています。
地声が嫌いという方も多いですが、前回のブログに書いたように、『自分の声が変』と思ってしまうのは、聞き慣れていないせいです。
声が変な人なんていません。
どうしたら印象がいい声が出せる?
地声の音程は人それぞれであり、皆んなが高くなる必要も低くなる必要もありません。
「でもそれじゃ、人に悪い印象を与えないですか?」
印象がいい声を出したい時は、明るい音色にするといいかなと思います。
だから音色ってなんやねん!って話ですが、高低ではなく質です。
そんなの難しくない!?って思うかもしれませんが、簡単なやり方としては、口角を上げて喋るだけで変わると思います。
発声練習などをして体の使い方を鍛えることで、ご自身が持っている地声をもっと素敵に響かせられると思いますが、手っ取り早く印象の良い音色を作る方法は口角を上げること。
不思議だと思いますが、これだけで音色が変わります。
人間には感情があります。
喜怒哀楽、この4つの中にももっと細かく感情がありますよね。この感情によって音色は変わるんです。
口角を上げるというのは、喜怒哀楽の中で言えば喜や楽、ポジティブな感情になるかなと。口角を上げるだけでもポジティブな音色になるので、ぜひ試してみてください。
声の音程を無理に変える必要はありません。
ですが、自身の声にコンプレックスを持っているからこそ、普段一定の音程や音色しか使っていない人が殆どだと思います。
自身の地声を大切にして育てていき、自分の今の感情に合った声を自由に使えるようにサポート出来たらと思います。
それではレッスン室でお待ちしております!