【音楽理論】メジャーキーのおける各コードの役割

講師のSAMです!
今回はメジャーキーにおいて、トニック、サブドミナント、ドミナントの役割を説明していきます。
これらのコードは、楽曲の進行に安定感、緊張感、そして解決感を与えます。
そして代理コードを使うことで、より多彩な響きと進行の変化を生み出すこともできます。

まずはそれぞれ説明をしていきます。

(すべてCメジャーキーで説明します。)

トニック(Tonic)

ディグリーネーム: I
役割: 楽曲の中心。安定した和音で、曲の始まりや終わりに使用されます。

代理コード:
III(例: Em): トニックの性質を持つが、より柔らかい響き。
VI(例: Am): 似た役割を持ち、少し暗い感じ。

サブドミナント(Subdominant)

ディグリーネーム: IV
役割: ドミナント・コード程ではないですが、トニック・コードに穏やかに落ち着こうとする働きをします。

代理コード:
II(例: Dm): サブドミナントに似た機能を持ち、進行をスムーズにする。

ドミナント(Dominant)

ディグリーネーム: V
役割: 不安定なコードで、安定感のあるトニック・コードに動いて落ち着こうとします。この動きをドミナント・モーションと呼びます。
学校でよくあった、お辞儀する時のピアノのコード進行もドミナントモーションです。

代理コード:
VII(例: Bdim): ドミナントと同じように緊張感を生み、解決感を強調。

進行例

基本進行: I → IV → V → I(C → F → G → C)
代理コードを使った進行: I → II → V → VI(C → Dm → G → Am)

このように各コードの役割を把握していると簡単にコード進行を作ることが出来ます!


立川のボイトレスクール「DECO MUSIC SCHOOL」の無料体験レッスンはこちら!