裏声で歌うのは逃げ

こんにちは!DECO MUSIC SCHOOLの粟生田です。

「裏声で歌うのは逃げだ」
「地声で歌うことが一番いい」

そう信じて止まない人が多くいらっしゃいます。という私自身も、無意識にそう思っていた頃もありました。本当にそうでしょうか?

そんな思い込みを覆す理由を3つ、ご紹介したいと思います。

①実は地声よりも使いこなすのは難しい
②音域を広げる近道
③裏声を使いこなすボーカリストがたくさんいる

①実は地声よりも使いこなすのは難しい

高い音になると地声が出なくて裏声になる、という流れは多くの人が体験したことがあるかと思います。(もちろん裏声を出したことがない方もいますが、、、)

実は裏声のほうが、地声よりも使いこなすのは難しいです。特に音程や息のスピードを安定させるのが難しく感じる方が多いです。”息が漏れる”というような表現をするように、地声に比べると息を余分に出すので揺れてしまいやすいのです。

②音域を広げる近道

①で説明した内容を逆に言うと、裏声での息のスピードや音程を当てる練習をすることで、発声のコントロールが出来るようになって、地声の発声にも活きてくることが多いです。

実際に私の生徒さんでも、裏声をしっかり使ったことがなかった→裏声を出す練習→裏声を曲の中で使う練習、というように発声のコントロールを養うことで、地声の音域も広がったケースがとても多いです!

「裏声は逃げ」だなんて思っていた方も、そろそろ裏声を使って歌の練習がしたくなってきたのではないでしょうか??

③裏声を使いこなすボーカリストがたくさんいる

兎にも角にも、3つ目の理由が全てを物語っています。

皆さまもよく知るボーカリストの皆さんの多くが、裏声を使いこなして歌唱されていらっしゃいます。以下では特に裏声の使い方が上手い!さすが!と思うボーカリストのお三人をご紹介します。





・大森元貴さん(Mrs.GREEN APPLE)

現在のメジャーシーンでも特に、裏声の響きを“武器”としていらっしゃると感じるのはMrs.GREEN APPLEのボーカル、大森元貴さんです。突き抜けるような裏声と、響きのきれいなビブラートは圧巻ですよね!

ミセスが活動休止をされる前は割と地声で張っている楽曲が多いのですが、再始動してからの近年は裏声を多用し、もはやミセスの特色ともいえる部分なんじゃないかなぁと感じています。

映画の挿入歌としてAdoさんに提供した「私は最強」では、タイトル通り最強な裏声ビブラートを力強く聴かせてくれていますよね。そろそろガラスとか割れそうですね。(全力の敬意を込めての表現です)







・森山直太朗さん

平成のJ-popを聞いて育った私にとっても、やはりこの方は欠かせない。森山直太朗さん。モノマネをされるくらい特徴的で、ピアノやギターのような生楽器との馴染みが良く、聴いている人に寄り添う優しい裏声ですよね。

代表曲の「さくら(独唱)」や「夏の終わり」のサビはほとんどが裏声です。音域が高いという理由もあるかと思いますが、楽曲の世界観や雰囲気を表現するには欠かせない裏声ですよね。







・優里さん

“歌いたくなる切なソングメイカー”の優里さんにとっても、裏声のパートは不可欠です。特に代表曲の一つである「ベテルギウス」はサビの大事なメロディに繰り返し裏声部分が出てきて、切り替えが難しい!



裏声と地声の切り替えは苦手な方が多いので、レッスンではゆっくりのテンポから練習して、本物のテンポに戻していきます。

「裏声使いこなして歌上手くなりたい!」と思ったあなた、ぜひ無料体験にお越しください。一緒に裏声特訓しましょう♪

最後までお読みいただきありがとうございました。また次のブログで〜!

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