歌い手のための耳の話

みなさん こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLの講師
小川明子です。

自分の声が嫌い?!

今日は喉ではなく、耳のお話です。

歌う人、楽器を演る人にとって、音楽を聴くってことから始まりますが
歌を上手くなるのも、楽器が上手くなることも良い音楽や演奏を聴いて、それを聴き分けれる耳が大事です。

では歌う人にとっては、自分の出す声をよく聞くことが必要ですが
みなさん 自分の声をよく聞いて歌ってますか?

★自分の声 嫌い?!

自分の本当の声を知るために
スマホでいいので録音してみましょう。

大抵の人は「自分の声が嫌い」と思ったことがあるのでは?
実際録音した声を聞くと
・自分の声をじゃないみたい
・キンキンしてる
・子供っぽい
・声が軽い
・なんか気持ち悪い
など思う人が多いようです。

それは
①「自分がいつも聞こえている声」
②「人が聞いている声=録音された声」が違うから。聞き慣れていない声に違和感があるのです。

自分の声が嫌いな原因は 「自分がいつも聞いている声と違うから」です。


内耳と外耳

自分の声は普段内耳で聞いていて 高周波が聞こえない状態で、外耳の音は録音した自分の声、人が聞いているあなたの声です。

音の伝達経路には、空気の振動が鼓膜に伝わる「気導音」と、骨の振動が伝わる「骨導音」があります。 私たちが普段聞いている自分の声は、この2つの経路から伝わる音が混ざって聞こえています。 一方で、録音された声は、気導音だけなので違って聞こえます。 他人が聞いている私たちの声も気導音で、録音された音と同じです。

そして骨伝導した音は、骨を通じて聞きえるので自分の内耳では良く響いた声で聴こえ、良い声で歌えていると思っていたのに録音した声を聞いたら全然響いた声じゃなく平べったい感じだったり、こもった声に聞こえたりします。

骨導音は気導音に比べ、振動が聴覚器官に伝わる経路で高周波成分が失われるため、低周波成分が強調された音になります。それで自分が発声しているときに聞いている声と録音再生した声との大きな違いになっています。


レコーディングしてみよう!

DECOではプロ仕様の機材が揃っていてレッスン内でレコーディングができます。

ヘッドホンに自分の声が返ってくるので、外耳で自分の音を判断して歌うことができます。
そしてレコーディング後録音した歌を聞いて、ピッチの調整などをしていくことでどんどん上手くなっていきます。自分の声を外耳で聞くと
音程だけでなく、リズムや声の質も良く把握でき、歌がさらにうまくなります。
歌動画を作ったりもチャレンジできます。

音程良く歌うために 自分の声を外耳で聞くことを意識することで、たとえば音程を外してしまう人に効果があります。

★Listen→Sing→ Listen
レッスンを毎回 スマホのボイスレコーダーなどで録音しましょう。
自分の出している声を聞いて ピッチや響き、声色を聞いて確認しましょう。自分が思ってるより響きがなかったり、強弱、抑揚が付いていなく 平べったい歌だったりする場合もあります。自分が思っている声に近づくよう 録音して聞いて、録音して聞いてを繰り返してみて下さい。劇的変化が早く現れます。

一緒にチャレンジしていきましょう


プロボーカルコースの特徴




1、講師は担当制。経験豊富な講師がマンツーマンレッスン
2、プロダクション・レコード会社とのファイル共有システム
3、レコーディング無料!オーディションの曲も録音可能

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