オペラとミュージカルの違いとは?

こんにちは
DECO MUSIC SCHOOLの立川・吉祥寺校で、演劇・ミュージカルコース、ボーカルコース、声優コース、話し方レッスン、声楽・オペラコースを担当しております、小谷悠実(こだにゆうみ)です♪

今日は【オペラとミュージカルの違い】についてお話ししようと思います。

皆さんはこの2つの違いをあげてくださいって言われたら、何個あげれますか??

ぼんやりわかるけど、それを言葉にしろって言われたらなかなか難しいですよね

私は元々オペラ歌手として活動した後、ミュージカル女優へ転向しましたので、どちらも関わったことのある私が(笑)、バチバチに解説していきたいと思います!

①発声法の違い

オペラは基本的には頭声(ファルセット)を使います。※ベルカント唱法
マイクは使用しないため、自分の声だけで客席の1番後ろに座っているお客様まで声を届けることが求められます。

ミュージカルは基本的に胸声(地声)を使います。オペラの頭声に比べると声帯に負荷がかかりますが、それを回避する
ためにも高音域では胸声と頭声を組み合わせたミックスボイスを使います。
ミックスボイスは楽曲の幅を広げると共に、胸声とのハーモニーも豊かに表現することが可能です。
またオペラよりも更に演技力(演技発声)が重要になるため、歌唱力だけでなく演技力も伸ばすことによってミュージカル歌唱のクオリティはあがります。

どちらにも言えることではありますが、安定性と耐久性がとても重要になります。ロングラン公演で1ヶ月歌い続けても痛めない発声方法を学ぶことは、オペラやミュージカルの基礎といえます。

②楽曲の違い



オペラはクラシック音楽です。台詞部分も音楽によって表現されているため、台詞も譜面におこされ音がついています。基本的に音なしで台詞を言うことはありません。

しかし、ジングシュピールというオペラのジャンルがあり、こちらは台詞に音楽はついていません。ジングシュピールというのは、ドイツ語による大衆演劇や歌芝居をさしていています。この当時のオペラというのは、貴族や富裕層のための娯楽としてつくられていたので、一般市民は観たくても見れなかったのですが、このジングシュピールというのが作られ市民もオペラを楽しめるものになってきました。

有名な作品でいうと、モーツァルト作曲「魔笛」です。

また、オペラの場合はオーケストラやピアノなどが使用され、マイクは基本使いません。(野外ライブの時は別です。)また、オーケストラピットといって、オーケストラは舞台下で演奏をすることにより舞台上で様々な演出ができるようになっています。

さて、ミュージカルは?
ミュージカルはポップス音楽です。台詞は演劇のように喋り、音楽は各キャラクターのナンバーや、重唱のみとなります。
ミュージカルは基本的に録音音源を使用し、演者はマイクをつかいます。

③演出方法の違い

オペラはなんといっても音楽(歌)がメインなのでナンバー数がかなり多いです。また歌によって作品が展開していきます。
多くのオペラは約100〜200年ほど前に作られた作品であるため、主な登場人物が貴族や富裕層となっており、舞台セットや
衣装も18,19世紀頃の華やかな世界を表現しています。
日本でいう歌舞伎みたいなイメージでしょうか。

ミュージカルは、歌・ダンス・お芝居、この3つが融合した総合芸術です。
歌唱がメインだったオペラとは違い、ダンスとお芝居も必要になってきます。
またミュージカルのジャンルによっては、Les MisérablesやMiss Saigonのように、歌唱メインでダンスがほぼないないものもあれば、ウェストサイドストーリーやコーラスラインのように、ダンスナンバーが沢山ある作品もあります。




ここまで書いてきましたが…
なんとなくわかったけど、そもそもオペラ観たことないって方多いのでは?
オペラってなかなか触れる機会がないですよね。
でも、歴史を振り返るとオペラから始まり、オペレッタ、ミュージカルと舞台形態を変えながら進化を続けてきました。
現在はオペラよりもポピュラーなミュージカルですが、200年前はオペラも現在のミュージカルのように、観客には親しみやすく
とても身近な面白いエンターテイメントであったと思います。

私はオペラもミュージカルもどちらも愛しているからこそ、どちらの魅力もお伝えしたいと思っています。

次回は、クラシック発声とミュージカル発声の違いを深く解説したいと思います♪

お楽しみに♡

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