歌と体の関係

こんにちは!DECO MUSIC SCHOOLの千葉晃樹です。

は現役でミュージカルを中心に役者をしています。歌の勉強はかれこれ15年ほどしてますが、曲が難しくて思うように声が出なかったり、本番で緊張して失敗したりということは今でもあります。
そんな時に僕が意識していることを綴りたいと思います。

皆さんは「プライマリーコントロール」はご存知でしょうか?
「プライマリーコントロール」は「頭と背骨全体の機能を邪魔していなければ、その人全体がうまくいく」というアレクサンダーテクニークの原理です。

アレクサンダーテクニークを作ったアレクサンダーさんは『自分の感覚に頼って正しいことをしようとしてもできない。感覚とはその人のこれまでの歴史や習慣と切り離すことが難しいもの。よってその感覚に頼って行動してる限り、今までの自分が知ってる世界の範囲内から抜け出せず、新しいことをしようとしても上手いかない』ということを発見しました。





歌う時に緊張すると、自分では気づかずに自分の体を「邪魔する動き」が働きます。その状態で感覚を頼りに歌おうとしても「邪魔する動き」のせいで体が思うように動かず、声が出なくなるのです。

脊椎動物はまず頭が動き、体がついていきます。よって頭と背骨の関係性は、体の末端までの動きに対して一番大きな影響力を持っています。精神的に緊張した時にも、頭と背骨の関係性が良くなれば、緊張から解放されて「邪魔する動き」も働きにくくなります。その状態を作るためには、そのためのトレーニングが必要です。

このテクニックには正解はありません。「この姿勢だから正しい」、「この状態だから良くなる」ということはありません。大事なのは、うまくいかないことには理由があり、自分で自分を「邪魔する動き」が働いていることに気づくことです。

僕たちは歌を歌う環境は1日たりとも同じではありません。僕が実際に同じ会場で何ヶ月も舞台で歌っていても、1日たりとも同じ日はありませんでした。
その日の天気、室温、湿度、体調、時間帯などによって毎日自分の周りの環境は違うのです。よって「その日の自分はどうなのか?」「自分が今いる環境はどうなのか?」ということに目を向けて、「邪魔する動き」が働かないように頭と背骨全体の機能を円滑にすることが必要です。





レッスンでは歌の基礎だけではなく、「頭と背骨の関係性」を良くするためのエクササイズやその人にとって「歌う」と言うことの捉え方、考え方も一緒に探していきます。
今回はほんの一部だけ書かせていただきましたが、少しでも伸び悩んでいたり、緊張することに悩んでる方がいましたら、是非無料体験レッスンを受けてみてください。
一緒に悩みを解決していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。


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