ステレオとモノラルとは?

こんにちは!
講師の藤田です。

今回はステレオとモノラルについて説明したいと思います。
とても初歩的な内容ですが、これはDTMをやる上で絶対にスルーしてはいけないテーマなんです。

ステレオとモノラルの違い

まずステレオとモノラルの違いを話しますと、ステレオは音が左右から2つ流れています。
そしてモノラルというのは音が真ん中のみ流れています。

今の世の中はほとんどのものがステレオだと思います。 
映画とかゲームもかな?はステレオ以上のサラウンドとかもあります。
いまは違いますが、数年前のスマホとかは、モノラルスピーカーでしたね。
あと電話はモノラルです。
また小型のスピーカーはモノラルのものがほとんどです。

さっきステレオは音が左右から2つ流れていると記述しましたが、実は同じ音が左右から流れているわけではないのです。
同じ音を左右に振っても、実質その音はモノラルです。 
DTMの基本的なモニタースピーカー、モニターヘッドホンらステレオですが、モノラルデータを流すときは左右から同じ音が流れています。
ヘッドホンで片耳ずつ聞いてみるとわかると思います。
そして結果、音が真ん中に聴こえるということです。
ステレオは左右違う音を流すことができて、音の広さや臨場感を得られるわけです。

音質の違い

そして次、音質の違いです。
モノラルとステレオには音質の違いはありません、単純に音が2つ流れているかどうかです。 なのでステレオはモノラルの完全上位互換とういうわけではないのです。

音楽制作におけるモノラルとステレオ

現代の音楽は最終的には2mixといってステレオで完成されます。(ドルビーアトモスというサラウンドのデータはありますが例外とさせていただきます。)

でも昔はステレオというのは一般的ではなくモノラルが一般的でした。
それこそビートルズの初期の方とかは、4ch(4トラック)しか音はレコーディングできなくて、その中にあのバンド・サウンドを詰め込んで最終的にモノラルでミックスしてました。
今は技術が進んで、もはやトラック数はマシンが許す限りいけるようになりました。

先程音源は最終的にはステレオと言いましたが、モノラルの音もバンバン扱ってレコーディングやミックスをします。 要するに音源データはモノラル音源の集まりですね。

バンドサウンドでわかりやすく言うと、ボーカル、ギター、ベース、ドラム(太鼓類、シンバル類)はモノラルです。
これらはマイクを使ってレコーディングしますが、レコーディングでつかうマイクは基本的にモノラルで収録します。(例外でステレオマイクでも収録する時もあります。)





ただドラムはオーバーヘッドとかルームマイクは左右にマイクを設置して、最終的にはステレオで処理します。 





あとはピアノとかも最終的にステレオで処理しますね。
このように音の発生場所が狭い楽器はモノラル、広いものはステレオで収録したりします。
またエレクトリックキーボードもステレオでレコーディングします。

DAWとかで打ち込みシンセなどはステレオですね。

といった感じに音楽制作ではモノラルとステレオの音を扱って、定位とか決めたりして臨場感のある音楽を作っていきます。
今音楽制作始めたばかりの初心者の方は絶対に知ってほしい内容です。

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