作詞したいのに思いつかないとき

こんにちは!DECO MUSIC SCHOOLの粟生田です。

「作詞をしたいのに思いつかない」
「ありきたりな言葉ばかりになってしまう」
「そもそも作詞のやり方って?」

こんなお悩みのある方はぜひ、こちらのブログを参考にしてみてください♪



この世の歌は全てラブソング。なんてのは極論すぎますが、愛を歌う曲はとーっても多いですよね。要約してしまえば「I love you」なわけです。同じこと(テーマ)を歌う場合に唯一無二の”オリジナル“を表現する要素の一つが言葉、作詞の部分です。以下、レッスンの中でよくやる手法2つをご紹介します。

①伝えたいテーマの言い換え

ではまず、あなたにとっての「I love you」を10個、別の言い方で言い換えてみて下さい。

・愛おしい
・好き、大好き
・もう君以外愛せない
・会いたくて会いたくて震える
・離さない、離れたくない
・君を思うほど苦しい、切ない
・一生をかけて守る
・苦しみを感じているなら私が代わりになろう
・夢にまで出てくる君
・死ぬまで一緒にいよう

大体、10個くらいまではいわゆる“ありきたりな”言葉、よく聞く言葉が出てきます。もちろん、”ありきたり”は分かりやすくて万人に伝わる言葉なので、使うことが悪いわけではありません。ストレートに、端的に伝えたい場面で使うと効果的です。

でも、ぜひここから追加で3個考えてみてください。すると、頭を捻って表現を見つける必要が出てきます。これがとても大事です!少し遠回しな言葉だったり、過去見たシチュエーションを想像したりなど、ぜひあなたが経験してきたこと・ものをイメージして表現を探ってみましょう。

②言葉の言い換え

2つ目は、逆に言葉を言い換えてみることで連想させていく手法です。

例えば「背中を押す」という言葉がありますが、この「押す」の部分を変えて「背中を◯◯」に言葉を当てはめていきます。

・背中を追う
・背中を見る

上記2つは日常的にも使う言葉で、「相手を手本にする」ような意味合いがあります。

・背中を撫でる

「背中を押す」と同様、相手を励ます意味合いですが「慰める(相手が弱っている)」印象を受けます。

・背中を刺す
・背中を蹴る

歌詞の中で使われる場合、実際の行動というより、「思わぬ場面の衝撃の大きさ」を表現する印象です。(実際に刺したり蹴ったりすることもあるかも!?ですが…)

・背中を笑う
・背中をつたう
・背中を燃やす
・背中を彩る



色んな言葉を当てはめてみると、日常的には使わないけれどニュアンスとして伝わる表現になったりならなかったり…でも意味から考えているわけではないので、意外な表現が出てきて面白いです!

☆番外編:好きな歌詞や表現を見つける

インプットとして、好きな歌詞や表現を見つけることは不可欠です。好きな歌詞はたくさんありますが、はっとさせられた歌詞をいくつかご紹介します。

《 初めてのルーブルは
なんてことはなかったわ
私だけのモナリザ
もうとっくに出会ってたから 》
ー「One Last Kiss」宇多田ヒカル

歌詞の中で、自然とキャッチーな言葉を残されるのが宇多田ヒカルさんの魅力。「タバコのflavor 」や「初めてのルーブル」「私だけのモナリザ」と聞くだけで曲が思い浮かぶのはすごいですよね。

《 喜びを数えたら あなたでいっぱい 》
ー「パプリカ」米津玄師

鋭い言葉表現で苦しみや世の有象無象を歌う米津玄師さん。ときに出てくる暖かい言葉に、幾度も救われてきました。「みんなのうた」としてお子さん世代にも歌われることを意識してか、シンプルで優しく伝わる言葉です。

《 この気持ちは一番搾りでも
君はいつもスーパードライで
あっという間すっかり抜けきって
ただの苦い水になった 》
ー「5%」クリープハイプ

“言葉遊び”をさせたら右に出るものなし。小説作家としても活躍されるクリープハイプの尾崎世界観さん。対比を使った情景や感情表現にどことなく懐かしさと切なさを感じる。どこかの街で出会ったことがあるような、でもちょっとドラマチックでとても素敵な歌詞です。



正直、作詞にルールなんてないと思います。特に日本語はメロディ(音)に言葉をはめていくことが難しいので、メロディを優先せざる終えない場面も多いかと思います。逆にメロディを優先して出てきた言葉からイメージを膨らませていくこともあります。制限を作ることで、思わぬ表現が生まれたりするかも!(上記②みたいに)

最後までお読みいただきありがとうございました。また次のブログで〜!

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