【裏声を出したい!!】裏声が出ない人のための原因と改善のヒント

こんにちは、DECO MUSIC SCHOOL です。
いい声で歌うためには、地声の力だけではなく、裏声の力も必要になります。
しかし、これまで裏声を使う機会が少なく、どうやって裏声を出したらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、裏声を出すときの感覚や練習方法についてお話していきます。
裏声が出ない主な原因
人間である限り、体の構造は マイケルジャクソンも、ビヨンセも、私たちも同じです。
つまり、方法さえわかれば裏声もしっかり出せるはずです。
まずは、裏声が出ない原因から分析していきましょう。
地声に力が入りすぎて切り替えができない
普段の話し声が地声だけに偏っている場合、そもそも発声の仕方を変えるという概念がないのかもしれません。
そのため、いつも通りの発声のまま、ただ力むばかりになってしまっている可能性があります。
しかし、力みはむしろ喉を壊す要因になります。
まずは楽に発声することを意識しましょう。

声帯の使い方が分からず息だけが抜けてしまう状態
息が抜けてしまうということは、声帯が開いているということです。
裏声でも地声でも、声帯の使い方は基本的に変わりません。
しっかり閉じたままで使います。
この状態に近いのが「ミッキーの声」です。
一度モノマネをしてみて、そのときの感覚を丸ごと覚えてしまいましょう。
裏声の感覚を体験したことがないまま挑戦している状態
裏声を一度も出したことがない場合、そもそも感覚が分からないのは当然です。
まずは裏声らしい音を、小さい音でもいいので鳴らす練習をしてみましょう。
そのときに有効な方法はいくつかあります。
・あくびをするように「ふぁ〜」と言う
・悪い魔女のように「イーヒッヒッヒ」と言う
・カービィのように口を大きく膨らませるイメージで息を吸って音を出す
そのとき、音が口の後ろを通って後頭部へ抜けていくような感覚があれば成功です。
大事なのは、口のどのあたりに声が当たっているのかを分析することです。
口の前なのか、後ろなのか、真ん中なのか。
できるだけ細かく分析してみましょう。
ちなみに著者は、
軟口蓋(上顎奥の柔らかいところ)に声が当たると裏声、
硬口蓋(上顎手前の硬いところ)に当たると地声になる感覚があります。
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裏声が出ないときに多い思い込み
「自分は裏声が出ない」
「裏声は薄い声だ」
このような先入観があると、それだけで挑戦する気持ちが削がれてしまいます。
新しい発声は、先入観があるほど試しにくくなります。
まずは赤ちゃんになったつもりで、何も考えずに発声してみましょう。
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高い声を出せば裏声になると思っている
裏声は確かに高い音域が得意な発声です。
しかし、高い音でなくても裏声は出せます。
逆に、あまりにも高すぎる音を出そうとすると、喉に負担がかかる可能性があります。
普段話していて、テンションが少し上がったときくらいの感覚で出せるのが、一番負担が少ないでしょう。
大きな音量で出そうとしてしまう癖
裏声を出すときは、音の高さだけでなく音量も必要ありません。
音質が良くなれば、自然と音量も出てくるものです。
まずは小さい音でもいいので、良い音質を目指しましょう。
喉だけで何とかしようとしている発声習慣
声は喉だけで作られているわけではありません。
声の土台となる空気は、肺に入り、肺から出ていきます。
そのため、呼吸をするための肺周辺の使い方もとても重要です。
ここが疎かになると、
喉声になったり、高音が出ない原因になります。
肺で息をコントロールする意識を持ちましょう。
裏声の感覚をつかむための基礎づくり
裏声の感覚をつかむためには、まず基礎から組み立てていくことが大切です。
息の流れを安定させる土台づくり
一番大事なのは土台です。
腹式呼吸をしっかり身につけましょう。
腹式呼吸とは、
吸うとお腹が膨らみ、吐くとお腹が凹む呼吸です。
寝ているときや、リラックスしているときは、ほとんどが腹式呼吸になっています。
それと同じ呼吸を、歌うときにも行います。
毎回意識するようにしましょう。
力を抜いて軽い声を出す準備
力んでいる状態では、裏声は出ません。
特に
首・顎・肩の力は抜きましょう。
また、力が抜けているつもりでも、骨格の位置がずれていると力みやすくなることがあります。
人体模型などを参考にして、骨の位置を整えてみてください。
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小さな音から裏声に近づけるステップ
まずは、悪い魔女になりきって
針でつつくようなイメージで
「ヒッ ヒッ ヒッ」
と音を出してみましょう。
そのとき、声が口の中のどこに当たっているかを分析して覚えておきます。
ちなみに著者は、軟口蓋の一番高いところに当たる感覚があります。
「ヒッ ヒッ ヒッ」ができたら、
今度は針を刺したまま
「ヒーーー」
と長く鳴らしてみましょう。
その感覚をしっかり体に覚えさせてください。
裏声を安定させる具体的な練習方法
裏声が出るようになっても、
「全然安定しない…」という方も多いと思います。
ここでは、裏声を安定させるためのトレーニングをご紹介します。
軟口蓋の筋トレ
まずは軟口蓋(上顎奥の柔らかいところ)を持ち上げる練習です。
あくびをすると軟口蓋は自然に上がります。
そこで、口を閉じたまま、あくびを我慢してみてください。
軟口蓋が最大まで持ち上がる感覚があるはずです。
その一番高い位置を維持したまま、できるだけ長く保ちます。
動かすことも筋トレになりますが、
高さを維持する筋肉も必要なので、両方行うと効率が良いでしょう。
遠吠えトレーニング
これができるようになると、芯のある強い裏声が出せるようになります。
声にも厚みが出るため、楽に良い声を作れるようになります。
犬のように遠吠えをしてみましょう。
できそうであれば、ブラジルまで突き刺さるような遠吠えをイメージしてみてください。
後頭部が響く感覚があれば成功です。
音域はどこでも構いませんが、
小型犬の遠吠えのような声の方が裏声感が強く、練習しやすいと思います。
参考としては、
マイケルジャクソンの「フォー!!」の声が近いかと思います。
地声と裏声を行き来する切り替え練習
裏声は軟口蓋(上顎奥の柔らかいところ)に声が当たる感覚、
地声は硬口蓋(上顎手前の硬いところ)に当たる感覚で考えてみてください。
地声と裏声の違いは、狙う角度です。
まずは、
一発で狙った角度に声を当てられるように練習しましょう。
それができるようになったら、
軟口蓋の高さを変えずに、声が当たる角度だけを変えます。
そうすることで、音質を維持したままシームレスに切り替えられるようになります。
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裏声が出るようになるための心構え
「出ない」「できない」と思い込んでいると、できるものもできません。
せっかく練習するなら、気持ちから作っていきましょう。
すぐに出なくても焦らない意識
最初は出なくて当たり前です。
どんなに上手い歌手でも、最初は下手だったはずです。
ひらがなの練習と同じです。
最初はうまく書けなくても、少しずつ練習することで、
今ではこんなネット記事もスラスラ読めています。
練習を重ねれば、必ずできるようになります。
焦らず、ゆっくり進めていきましょう。
毎日少しずつ続ける習慣づくり
わざわざ時間を作って、何時間も練習する必要はありません。
ながら練習で十分です。
テレビを見ながら
お風呂に入りながら
トイレをしながら
料理をしながら
思いついたときに練習してみてください。
そして、ついでに**声の分析**もしてみましょう。
・どこを狙って声を出したのか
・狙った場所に当たったのか、外れたのか
・外れたならどうすれば当てられるのか
隙間時間を使って、練習を継続してみてください。
出た瞬間の感覚を覚えて再現性を高める
日々の練習の中で、「今うまくいった!」と思う瞬間が出てくるはずです。
そのときは、**その場で同じことを繰り返して感覚を覚えてください。
それが次のステップに進むヒントになり、
新しい発声として自分の引き出しになっていきます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 裏声が全く出ないのですが、本当に出せるようになりますか?
はい、なります。
人間の体の構造は基本的に同じなので、正しい方法と感覚を理解すれば誰でも裏声は出せるようになります。
ただし、裏声は感覚的な要素が強いため、最初は分かりづらいこともあります。
小さな音でもいいので「それっぽい音」を出すことから始めるのがポイントです。
Q2. 裏声を出そうとすると息だけ抜けてしまいます
その状態は、声帯がしっかり閉じていない可能性があります。
裏声でも地声でも、声帯は基本的に閉じた状態で使います。
ミッキーの声のような感覚を参考にして、声帯が閉じる感覚を掴んでみましょう。
Q3. 高い声を出せば裏声になりますか?
必ずしもそうではありません。
裏声は高音に向いている発声ではありますが、音の高さ=裏声ではありません。
無理に高音を出そうとすると喉に負担がかかるため、
まずは楽に出せる高さで裏声の感覚を掴むことが大切です。
Q4. 裏声は大きな声で出した方がいいですか?
いいえ、最初は小さい音で問題ありません。
裏声は音量よりも音質が重要です。
きれいな音が出せるようになると、自然と音量も出るようになります。
まずは無理せず、軽い声での発声を意識しましょう。
Q5. 裏声の感覚が分かりません。どうすればいいですか?
裏声の感覚が分からない場合は、モノマネやイメージを使うのが効果的です。
例えば、
・あくびの「ふぁ〜」
・魔女の「イーヒッヒッヒ」
などを試してみてください。
声が口の後ろや後頭部に抜ける感覚があれば成功です。
Q6. 裏声を安定させるには何が必要ですか?
裏声を安定させるには、土台となる呼吸と体の脱力が重要です。
特に腹式呼吸を身につけ、息の流れを安定させることで、声のコントロールがしやすくなります。
また、首・肩・顎の力を抜くことも意識しましょう。
Q7. 練習はどれくらいすればいいですか?
長時間の練習は必ずしも必要ありません。
毎日少しずつ継続することが最も大切です。
テレビを見ながらやお風呂の中など、隙間時間を使って練習するだけでも効果があります。
「できた感覚」を覚えて再現することを意識しましょう。
まとめ
裏声は、地声に比べて感覚的な要素が多い発声です。
そのため、最終的には
「自分で感覚を見つけること」がとても重要になります。
今回は、筆者の感覚の共有を中心にお伝えしました。
ぜひ上記の内容をヒントに、
**新しい発声を開発するような感覚で練習してみてください。
ポイントは
・軟口蓋
・後ろ
・モノマネ
・後頭部の響き
です。
継続は力なり。
毎日少しずつ研究していきましょう。
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