【肺活量増やす方法】|歌が安定する呼吸力を身につける完全ガイド

こんにちは、DECO MUSIC SCHOOL です。
皆さんは
「一曲丸々歌いきれない」
「ロングトーンが持たない」
といった悩みはありませんか?
それは肺活量が足りないからなのでしょうか?
今回は、歌に活かせる呼吸の使い方についてお話していきます。
肺活量とは何か?歌に必要な本当の呼吸力を理解する
「肺活量」という言葉をよく耳にしますが、
本当に歌に必要なのは単純な「肺活量」なのでしょうか?
まずは、歌うときの呼吸について理解を深めていきましょう。
呼吸の力は肺活量だけじゃない!?
皆さんは
呼吸の力=肺活量
だと思っていませんか?
実は、それだけではありません。
歌の世界で言う「肺活量」は、医学的な意味よりも少し広い意味で使われています。
本来の肺活量とは
・普段吸ったり吐いたりしている息の量
・余分に吸ったり吐いたりできる息の量
この総量のことを指します。
もちろん、この力も歌には必要です。
しかしそれとは別に、もう一つ重要なものがあります。
それが「息のコントロール力」です。
つまり歌の世界では
この3つをまとめて「肺活量」と呼んでいる、と考えると分かりやすいでしょう。
呼吸マスターになりたい人は基礎発声コース
歌に必要なのは“吐く力”である
「息は吸えば自然にいい感じに出ていく」
と思っていたら大間違いです。
プロの歌手は、歌声だけでなく
息の吐き方にも非常に気を使っています。
むしろ
吐く息が歌声の9割を作る
と言ってもいいほどです。
歌うときは
・息の圧力
・息の速さ
・息の量
これらをコントロールしながら吐いているのです。
肺活量が少ないと感じる人の共通点
「肺活量が少ない」と感じている方に理由を聞くと
・ロングトーンが持たない
・歌を最後まで歌いきれない
という声が多く聞かれます。
しかし実は、この場合のほとんどの方は
息を吸ったり吐いたりする筋力自体はすでに持っています。
問題になっているのは
「息のコントロール感」
であることが多いのです。
つまり、闇雲に筋肉だけを増やしても
問題の解決にはつながらないことが多いのです。

肺活量を増やす前に見直すべき呼吸の使い方
もし筋肉量だけの問題ではないとしたら、
まずどこから見直すべきなのでしょうか?
ここでは原因別に見ていきましょう。
腹式呼吸が浅くなっている状態
人間には大きく分けて2種類の呼吸があります。
・胸式呼吸
・腹式呼吸
歌うときには、より多くの息を吸うことができる
腹式呼吸を使います。
腹式呼吸ができているときは
・吸うとお腹が膨らむ
・吐くとお腹がへこむ
という動きになります。
風船のようなイメージです。
人はリラックスしているとき、特に寝ているときは必ず腹式呼吸になります。
もし感覚が分からない場合は、寝転んで確認してみてください。
一方、胸式呼吸の場合は
・吸うとお腹がへこむ
・吐くとお腹が膨らむ
という動きになります。
これは、走った後や焦っているときなど、
早く酸素を取り入れたいときに使われる呼吸です。
まずは歌う前に
・リラックスする
・深呼吸する
などして、腹式呼吸ができる状態を作りましょう。

息を吸いすぎて逆に苦しくなるケース
息をお腹いっぱいまで吸いすぎてしまうケースです。
どんなことでも同じですが、
余裕がまったくない状態は扱いにくいものです。
歌うときも同じで、
必要以上に息を吸うとコントロールが難しくなります。
必要な量だけ吸えていれば十分です。
イメージとしては
うどんを一本だけ啜る感じで吸ってみましょう。
吐く量をコントロールできない状態
最も多い原因がこれです。
「吐く量をコントロールできない」
皆さん、音を出すためだけに
とりあえず息を吐いていませんか?
この場合、多くの人は
息を吐きすぎています。
例えば
・息漏れしている
・喉が痛くなる
・酸欠になる
・声が裏返る
こういったことがよく起こる方は要注意です。
もし、今吐いている息の量を
半分の量で吐き続けることができれば
単純計算で「倍の時間歌える」ことになります。
肺活量をゲットして高音を出したい方は高音発声コース!
まれに、息がうまく吐けない方もいます。
その場合は、そもそも息が吸えていないことが多いです。
吸えていないと感じた場合は、
まず腹式呼吸を意識してみてください。
それでも吐けない場合は、
体の力みが原因かもしれません。
その場合は
* 首がストレートネックにならないようにする
* 顎が上がらないようにする
* 背骨の真上に頭を乗せる
* 肩の力を抜く
この状態を作ってから、もう一度試してみてください。
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肺活量を増やすトレーニング方法
ここからは、実際にできる
肺活量トレーニング方法を紹介していきます。
息を均一に吐き続けるロングブレス練習
まずは「均一に吐く」イメージを持ちましょう。
おすすめのイメージは
金太郎飴です。
どこを切っても同じ形のように
・同じ量
・同じ速さ
で、細く長く息を吐き続けることを意識します。
次に
1. 大きく息を吸う
2. 口を開けたまま止める
こうすると、お腹を使っている感覚が得られます。
その状態から、
3.隙間風のように少しずつ息を吐いていきましょう。
まずは
10秒間吐き続けることを目標にしてみてください。
腹式呼吸の筋肉を鍛えるトレーニング
次は「s」の音を使った練習です。
蛇のように
「s〜〜〜」
と息を吐いてみてください。
それを今度は短く切ります。
そしてリズムに合わせて
・4分音符 2小節
・8分音符 2小節
・16分音符 2小節
で吐いてみましょう。
息を吸うタイミングは
その小節の最後の音符です。
ポイントは
音符が細かくても、細かくなくても
下腹が毎回動いていること。
そこを確認しながら練習してみてください。
肺活量トレーニングの注意点と継続のコツ
ここでは、トレーニングを行うときに
気をつけたいポイントと、続けるコツを紹介します。
力みすぎると逆効果になる理由
トレーニング中に力みすぎるのはよくありません。
特にお腹周りが硬くなると、
うまく呼吸ができなくなってしまいます。
お腹は
柔らかく、速く動く状態を意識しましょう。
毎日続けるための時間の作り方
わざわざ練習のための時間を作ろうとすると、
練習のハードルが高くなり、続けにくくなります。
そこでおすすめなのが
「ながら練習」です。
例えば
・お風呂に入りながら
・トイレに行きながら
・料理をしながら
など、日常生活の中に組み込んでしまう方法です。
癖のように続けられる形を作ると、
長く継続しやすくなります。
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肺活量よりも大切な「息の質」
大切なのは
・息の量を節約しながら圧力のある細く速い息を吐くこと
・その息を当てる方向をコントロールできること。
この2つが合わさって、
「息の質がいい」と言える状態になります。
量だけではなく
質を意識して練習していきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. 肺活量が少ないと歌は上手くなれませんか?
必ずしもそうとは限りません。
歌において重要なのは、単純な肺活量の多さよりも息をコントロールする力です。
ロングトーンが続かない場合も、実際には筋力不足ではなく息を吐く量や速さをコントロールできていないことが原因になっているケースが多くあります。
まずは腹式呼吸や息のコントロールを意識した練習から始めてみましょう。
Q2. ロングトーンがすぐ切れてしまうのは肺活量不足ですか?
ロングトーンが続かない原因の多くは、肺活量そのものではなく息を吐きすぎてしまっていることです。
歌うときは息を一気に吐くのではなく、細く長く均一に吐くことが大切です。
息の量をコントロールできるようになると、同じ呼吸量でも歌える時間は大きく伸びます。
Q3. 歌うときは腹式呼吸を必ず使う必要がありますか?
歌では一般的に腹式呼吸をベースにした呼吸が使われます。
腹式呼吸は胸式呼吸よりも多くの息を取り込みやすく、息のコントロールもしやすいためです。
吸ったときにお腹が膨らみ、吐くときにお腹がへこむ感覚を意識して練習してみましょう。
Q4. 肺活量トレーニングは毎日やった方がいいですか?
はい、呼吸トレーニングは短時間でも毎日続けることが効果的です。
ただし、長い時間を確保する必要はありません。
お風呂に入りながら、料理をしながらなど、日常生活の中に「ながら練習」を取り入れると無理なく継続できます。
Q5. 息をたくさん吸った方が長く歌えますか?
必ずしもそうとは限りません。
必要以上に息を吸いすぎると、かえってコントロールが難しくなってしまうことがあります。
大切なのは適量の息を吸い、それを細く均一に吐き続けることです。
余裕を持った呼吸の状態を作ることで、安定した歌声につながります。
まとめ
歌において重要なのは、単純な肺活量の多さではありません。
本当に大切なのは
息をコントロールする力です。
ロングトーンが続かない原因の多くは、筋力不足ではなく
吐く息の量や圧力をコントロールできていないことにあります。
正しい呼吸の使い方を身につけることで、
長く安定した歌声を手に入れることができるでしょう。
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