【ユニゾンとハモリの違いって?】

こんにちは、DECO MUSIC SCHOOL です。

ただ歌うといっても、歌い方はたくさんあります。

その中でも今回は「ユニゾン」と「ハモリ」をピックアップしてみます。

ユニゾンとハモリはどちらも「複数人で歌うこと」には変わりありませんが、役割や印象、歌に与える効果は大きく異なります。

では早速お話ししていきましょう。

ユニゾンとハモリの特徴

「ユニゾン」「ハモリ」と単語を聞いただけではその違いはよくわかりませんね。

「どちらも一緒に歌うことなんでしょう?」と思ってしまうかもしれません。

確かにそうですが、はっきりとした違いがあります。

ではひとつづつ解説していきます。

ユニゾンとは「同じメロディーを一緒に歌う」こと

POPsをよく聴いている人だとあまり遭遇しない、もしくは気づかないことが多いと思います。

しかしユニゾンはありとあらゆる場面でよく使われています。

特にミュージカルなどではよく使われる技術ですね。

声に厚みが出て響きが豊かになる効果があります。

POPsをよく聞く人がなぜ気づかないかというと、

同じ声が同時に鳴っていることが多いからです。

AさんがボーカリストならAさんの声が同時に二つ以上鳴っているんです。

すると同時に鳴っている声が同じ声すぎて気付けないことが多いです。

ハモリとは「違う音を重ねて歌う」こと

リズムは同じで、違う音程を歌ってハーモニーを聞かせる技術です。

これは歌物であれば、ほぼ絶対出てくる技術です。

メインのメロディーと相性がいい音というのは存在しますが、

ルールさえ守れば基本どんなメロディーを歌ってもハモリは成立しますし、

2〜3種類違う音を重ねることもあります。

ユニゾンとハモリの違い

どちらもメインの音を“豊かにする”役割を持っているという部分では、

ユニゾンもハモリもやることは一緒でそんなに差はないと思います。

しかし、これらが私たちに感じさせる気持ちや効果の部分で、違いはあると考えます。

ユニゾンには重厚感や力強さ、一体感を感じさせる効果があり、

一番伝えたい歌詞があるときなどによく使われます。

ハモリは彩であり、あくまでもメインを目立たせるためのサブとして利用されます。

例外的に旋律が2本以上あるにも関わらず、どちらもメインになっていることはありますが、基本的にはメインを強調するための要素だと考えていいです。

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ハモリ、ユニゾンを綺麗に聞かせるコツ

ハモリやユニゾンをしようと聴いた通りの音を真似しているはずなのに、

なんだかうまくいかないことがよくありますよね。

特に少人数で行うときは違和感が目立ちやすいです。

そんな時のコツをお話します。

音符の長さやタイミングを揃える

ユニゾンでしたら、譜面に起こせばメインと全く同じ譜面になるはずですし、

ハモリなら音程以外は同じになるはずです。(例外もあります)

ということは、歌うたびに音符の長さや息継ぎのタイミングが、

変わってしまってはいけないわけです。

これはPOPsを歌う人にありがちな現象です。

自分が一体何拍伸ばしていて、いつ息を吸っているのか、ちゃんと把握しておきましょう。

ピッチ感を揃える

実は「ド」として認識される音にも種類があります。

例えば鍵盤中央付近にあるドの場合、ピッタリ綺麗に音を取れば261.5Hzです。

その隣の鍵盤であるシの場合、ピッタリ綺麗に音を取れば247Hzです。

では254Hzはシでしょうか?ドでしょうか?

答えは「高めのシ」または「低めのド」です。

このように弾く鍵盤が変わってしまう程ではない音程の幅のことを「ピッチ」と呼びます。

では常にピッチ高めで歌う人と常に低めで歌う人が一緒に歌ったら?

どちらも「ドレミ」で言えば正しい音で歌っているかもしれませんが、

綺麗にハモることができません。

高めなら全員高めで、低めなら全員低めで歌わないと不協和音になってしまうわけです。

歌の場合は主旋律を歌っている人に合わせて、

ピッチ感を揃えてあげるとうまくいきやすいです。

癖と音色を揃える

例えばメインの人が裏声で歌っているなら、ハモリやユニゾンも裏声で歌った方がいいです。

音色が違うが故の違和感も生まれかねないので、基本的には主旋律と同じ音色の方がいいです。

また、主旋律に癖があるならそれも揃えた方がいいです。

例えば、歌いはじめにしゃくりがある主旋律なら、ハモリやユニゾンも一緒にしゃくった方が綺麗に聞こえます。

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ユニゾンとハモリの聴き分けと練習方法

実際に歌で使い分けられるようになるには、聴き分ける耳と、歌い分ける技術が必要です。

ここではそのための練習方法を紹介します。

ユニゾンの精度を高めるトレーニング

ユニゾンの精度を上げるには、まず耳を鍛えることが重要です。

しっかり聴いて再現する力が求められます。

それには普段から色々モノマネをしてみて、

どこまで似せられるかを自分の中で研究していくのがいいと思います。

声質を似せるために必要なことはこちらに記載しています。

ぜひご覧ください。

声質を変えるには?!

ハモリを安定して歌うための感覚づくり

基本的にはユニゾンの練習と変わりません。

頼りになるのはやっぱり耳なので、耳をしっかり鍛えることが重要です。

そしてモノマネをして限りなく似た声を作ります。

あとは主旋律との音の幅がぶれないように歌い続ける練習が必要です。

ピアノで弾いた音を真似して、合っているかどうか確認するという作業を繰り返すと音程の感覚は割と身につきます。

例)「ド→レ→ミ」とピアノで弾いたなら、口でも「ド→レ→ミ」と音程を真似してみる。

もう一度「ド→レ→ミ」と鳴らしてみて同じかどうか聴いて確認する。

次は「レ→ミ→ファ」で同じことをする。次は「ミ→ファ→ソ」…

合っているかわからない時は、聴いてて気持ちいいかどうかを判断の基準にするといいと思います。

耳で音を聞くだけじゃ不安な方はチューナーを使ってみてください。

よくある質問(Q&A)

Q1. ユニゾンとハモリは、どちらが簡単ですか?

A. 一般的にはユニゾンの方が取り組みやすいです。ユニゾンは同じメロディーを歌うため、音程の考え方がシンプルです。ただし、音程・タイミング・音色が揃っていないと違和感が出やすいのも特徴です。ハモリは違う音を歌う分、音感や耳の力がより必要になります。

Q2. ユニゾンなのに「ズレて聞こえる」のはなぜですか?

A. 音程のピッチ感やタイミングが揃っていない可能性があります。同じメロディーでも、音の長さ・息継ぎ・ピッチの高さが少しでも違うと、ユニゾンは一気に不揃いに聞こえます。「同じ音を歌っているはずなのに合わない」と感じる場合は、細かい部分を見直してみましょう。

Q3. ハモリは音程さえ合っていれば大丈夫ですか?

A. 音程だけでなく、リズムや音色も重要です。ハモリは主旋律を引き立てる役割なので、リズムやニュアンスがズレると、逆に目立ってしまいます。音程・タイミング・音色を主旋律に合わせることで、自然で美しいハーモニーになります。

Q4. ピッチって、音程と何が違うんですか?

A. ピッチは「同じ音の中での高さの幅」のことです。例えば「ド」は一つの音名ですが、その中にも少し高いド・少し低いドがあります。一緒に歌う人同士でこのピッチ感がズレていると、正しい音を歌っていても不協和音に聞こえてしまいます。

Q5. ハモリを歌うとき、メインの声を聴きすぎると引っ張られます…

A. 主旋律を基準にしつつ、自分の音程もキープする意識が大切です。完全にメインに引っ張られるとユニゾンになってしまいますし、離れすぎると不安定になります。「音の距離感」を保つ意識を持ちながら、耳と感覚のバランスを取ることがポイントです。

Q6. 声質が違う人同士でも、ユニゾンやハモリはできますか?

A. 可能ですが、音色や癖を揃える意識が必要です。声質が違うと、そのまま重ねたときに違和感が出やすくなります。主旋律が裏声なら裏声、癖があるならその癖も揃えることで、一体感が生まれます。

Q7. ユニゾンやハモリの練習は、一人でもできますか?

A. できます。むしろ基礎練習としておすすめです。ピアノの音を真似して歌い、もう一度鳴らして確認する練習は、耳と音感を鍛えるのにとても効果的です。チューナーを使って客観的に確認するのも良い方法です。

Q8. 正しくハモれているか、自分で判断する方法はありますか?

A. 「聴いていて気持ちいいかどうか」を一つの基準にしてください。不安な場合はチューナーやピアノを使って確認するのもおすすめです。最終的には耳で判断できるようになることが理想なので、日頃から音をよく聴く習慣をつけましょう。

まとめ

ユニゾンもハモリもメインを際立たせるのに必要不可欠で、音楽をしていくにあたって非常に重要な存在です。

歌だけでなく、楽器も“ユニゾン”“ハモリ”をするからです。

もし“ユニゾン”や“ハモリ”がなければ今世の中にある音楽は全て存在しません。

逆を言えばこれを制するものは音楽を制するのです。

ぜひメインパートだけでなく音楽の隅々まで楽しんでみてください。



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