音痴を改善するためにできること
こんにちはDECO MUSIC SCHOOLです。
今回のテーマは「音痴改善」です。
私って音痴なのかな?それすらも判断つかないや…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
しかし安心してください!音痴はよっぽど特殊な要因でない限り、改善することができます。
実はこの記事のライターも昔は音痴でした(笑)
しかし今では音痴を脱し、こうして音楽コラムを書いています。
大事なのは「諦めない心」「自分を信じる力」ですよ!
今日からでも音痴改善のためにできることは、たくさんあります。
音楽をより楽しむために、一緒に一歩踏み出してみませんか?
「音痴」とはどういう状態かを正しく理解する
歌に苦手意識があると、自分を「音痴」と決めつけてしまいがちです。でも実際には、「音痴」という言葉の定義はあいまいで、その中にはさまざまな原因や状態が含まれています。
ここでは、音痴とは何かを冷静に見つめ直し、改善に向けた第一歩を踏み出す土台をつくります。
音痴には種類がある
音痴にはざっくり「耳の音痴」と「喉の音痴」があります。
「耳の音痴」なら、そもそも正しい音を聞けていない可能性が高いです。
「喉の音痴」なら、音がわかっていても、筋肉のコントロールがうまくいかず、音が不正確になっている可能性が高いです。
人によってはこの両方を抱えている場合もあります。
これらが要因となって、「音程がズレる」「リズムが取れない」「歌詞とメロディが合わない」といったことが起きます。
また、実は音程は合っているのに「声が小さい」「緊張して音がぶれる」など別の理由で音痴と感じていることもあります。
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音程感覚のズレが起こる仕組み
音程を外してしまう主な原因は、「耳で聞いた音と、実際に出している声のズレ」に気づけないことです。
これは「音感」が育っていない状態とも言えますが、トレーニングによって鍛えることができます。
絶対音感(周波数で音の高さを認識している状態)でなくても、相対音感(基準となる音から目的の音を距離で捉えている状態)は後からでも身につきます。
思い込みによる音痴
人間の思い込みの力はすごいもので、「私は音痴だから…」と決めつけてしまうと、本当に音痴になります。
そして自信がなくなり、ますます音痴になっていくという悪循環に入ってしまいます。
そうすると「練習してもどうせうまくならない」と練習のモチベーションまで下がってしまいます。
でも実は、客観的に録音して聴き比べると、それほど大きくズレていないことも多いのです。
まずは自己評価ではなく、録音やフィードバックを活用して、事実を正しく確認することから始めましょう。
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音痴改善の鍵は「耳」と「声」のリンク|手軽にできるトレーニング
音痴を克服するには、「耳で聴いた音を、同じ高さで再現する」力が必要です。
そのためには、単に歌う練習だけでなく、「聴く力」と「再現する力」を段階的に育てていくことが大切です。
ここでは、実際に音痴の改善に役立つトレーニング方法をいくつか紹介します。
すべて自宅でできる方法なので、今日から始められます。
録音と聴き比べでズレを発見する
もっとも基本的で効果的なのが、自分の歌声を録音して聴き返す練習です。
まずは原曲と一緒に歌ってみて、それを録音。
再生して原曲と重ねて聴き比べることで、ズレている箇所が明確になります。
その時ズレてる音に関しては、「お手本と一緒に歌ってるのに間違えている」=「そもそも音が聞けていない可能性が高い」と言えます。
「お手本と一緒に歌えば間違えない」ところまで歌えるようになったら、原曲のボーカルなし音源に合わせて歌ってみる。
そうすると「お手本がなくても合ってるところ」と「お手本がないから間違えているところ」が出てくると思います。
おそらく「お手本がないから間違えているところ」が一番苦手なところです。
またお手本と一緒に歌う作業に戻って、できるようになるまで繰り返してください。
音感を育てるトレーニング①
音感を鍛えるには、音を聴いてそれを正確に真似る練習が有効です。
ピアノアプリやキーボードを使って「ド」の音を鳴らし、それに合わせて声を出す。ズレていれば修正する。
この時チューナーがあると目で音の高さを確認できるので便利です。
こうした練習を繰り返すことで、音程の感覚が少しずつ身についてきます。
音感を育てるトレーニング②
人やキャラクターのモノマネをすることも有効です。
オウムみたいに、聴いた言葉を同じトーンで再現すると、音程だけじゃなく言葉のリズム感や、響きも同時に理解が進みます。
そのため、目的の音を再現するための体の使い方がわかるようになるんです。
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正しい発声も音程安定には不可欠
耳で音が取れていても、声が不安定だと正確に再現するのは難しくなります。
腹式呼吸や共鳴、声帯閉鎖といった基礎発声を安定させることで、声そのもののブレを抑えることができ、結果的に音程も安定しやすくなります。
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一音ずつ歌う「まっすぐ歌い」練習
歌詞や感情を入れずに、ただまっすぐ一音ずつ丁寧に歌う練習は、音程のずれを客観的に確認するためにとても効果的です。
AIのように感情を込めず、ただ音をなぞるイメージで練習しましょう。
よくあるのは、真っ直ぐに歌っているつもりでも、少し低い音から入って音を掬うように探してから、本来出したい音に到達するような歌い方です。
そもそもこれに気づいていない方が非常に多いです。
1音ずつ丁寧に、徹底的にぶらさず発声してみてください。
エッジボイスで声帯をコントロールする
音程が安定しない原因のひとつに、声帯がうまく閉じられていないことがあります。
そんな時におすすめなのがエッジボイス。
呪怨のような「あ゛あ゛あ゛…」という声を出すことで、声帯閉鎖の感覚が身につき、少ない力で安定した発声が可能になります。
裏拍練習でリズム感を整える
リズムのズレも「音痴」と誤解される原因の一つです。
手拍子を倍の速さで打ち、その中で裏拍だけを感じながら歌う練習は、音楽的な安定感を育てるのに効果的です。
まずは手拍子をしながら裏拍のタイミングに合わせて「・あ・あ・あ…」と発声してみてください。
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よくある質問 Q&A
Q1. 音痴って本当に治せますか?
A. はい、ほとんどの場合は改善できます。多くの「音痴」は先天的なものではなく、耳と声のリンクが未発達だったり、経験不足によるものです。正しい練習を継続すれば、誰でも音程やリズム感を向上させられます。
Q2. 自分が音痴かどうか、どうやって確かめればいいですか?
A. 自分の歌声を録音し、原曲と重ねて聴き比べるのがおすすめです。思い込みで「音痴」と感じているだけのケースも多いので、客観的な確認が重要です。
Q3. 音感は大人になってからでも身につきますか?
A. 身につきます。絶対音感は幼少期に形成されることが多いですが、相対音感は大人になってからでも鍛えられます。ピアノやアプリを使った音合わせや、モノマネ練習が効果的です。
Q4. 音程は取れているのに「音痴っぽく」聞こえるのはなぜですか?
A. 声量不足や声の不安定さ、リズムのズレなどが原因の場合があります。腹式呼吸や共鳴、声帯閉鎖のトレーニングで声を安定させることが大切です。
Q5. 初心者でもできる音痴改善トレーニングはありますか?
A. あります。以下のような練習が自宅でできます。
- まっすぐ歌い練習:感情を込めず、一音ずつ正確に歌う
- エッジボイス:声帯閉鎖を感覚的に身につける
- 裏拍練習:リズムの安定感を養う
Q6. 練習は毎日しなければ効果が出ませんか?
A. 毎日でなくても大丈夫ですが、できるだけ間隔を空けずに行う方が効果的です。短時間でもいいので、継続することが何より大事です。
まとめ:音痴は必ず克服できる
「音痴」大概後天的なもので、多くの場合は経験不足やトレーニング方法のミスマッチに原因があります。
耳で聴いて声で再現する力、そして声の安定、リズム感の強化。それらはすべて、意識的な練習で育てていける能力です。
最初の一歩は、「できない」ではなく、「できるようになるかも」という意識の転換から始まります。
少しずつでもいいので、できることからやってみましょう。今日の練習が、明日の「歌いたい!」につながります。
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