【男性の裏声の出し方】高音が出ない原因は?きれいな裏声を出すコツと練習方法を徹底解説

「高い音になると声が出なくなる」「裏声を出すと弱々しい声になる」「そもそも裏声の出し方が分からない」と悩んでいる男性は少なくありません。
特に最近のJ-POPでは、男性ボーカルでも高い音域を使う楽曲が多く、地声だけで歌おうとすると喉が苦しくなったり、サビで声が出なくなったりすることがあります。
そこで身につけておきたいのが「裏声」です。
裏声は、単に高い音を出すためだけの発声ではありません。
地声と裏声をスムーズに切り替えられるようになることで、歌える音域が広がるだけでなく、やわらかい声や切ない声など、歌の表現にも幅を持たせやすくなります。
また、ミックスボイスを練習するときにも、裏声をある程度コントロールできることは重要です。
この記事では、男性が裏声を出しにくい理由や基本的な出し方、きれいな裏声を出すコツ、具体的な練習方法まで詳しく解説します。
男性の裏声とは?
裏声とは、地声とは異なる声帯の使い方によって出す、軽く高い声のことを指すのが一般的です。
歌の世界では「ファルセット」と呼ばれることもありますが、指導方法やジャンルによって言葉の使われ方には違いがあります。
男性の場合、普段の話し声では比較的低い音域を使うことが多いため、裏声をほとんど意識せず生活している人もいます。
そのため、歌おうとしたときに「裏声がどれなのか分からない」と感じることも珍しくありません。
裏声は高音を出すための大切な選択肢のひとつです。
地声だけで高い音を出そうとするのではなく、裏声も使えるようになることで、より無理の少ない発声を目指しやすくなります。
男性が裏声を出せない・苦手と感じる理由
「女性は簡単に裏声を出しているように感じるのに、自分は全然出せない」と悩む男性もいるでしょう。
しかし、裏声が苦手だからといって、必ずしも生まれつき高い声が出ないというわけではありません。
普段の発声習慣や歌い方によって、裏声への切り替えがうまくできていない可能性もあります。
まずは、男性が裏声を出しにくくなる代表的な原因を確認してみましょう。
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地声のまま高音を出そうとしている
裏声が苦手な男性に多いのが、高い音になっても地声の感覚をそのまま維持しようとするケースです。
低い音から徐々に音程を上げていくと、ある程度の高さまでは地声で歌えるため、「もっと力を入れればさらに高い音が出る」と考えてしまうことがあります。
しかし、地声を強く押し上げようとすると、首や喉周辺に余計な力が入りやすくなります。
結果として高音が苦しくなり、声がひっくり返ったり、裏声へうまく移れなかったりすることがあります。
裏声を出す感覚に慣れていない
日常生活の中で裏声をほとんど使わない男性の場合、単純に裏声を出す感覚に慣れていないことがあります。
普段の会話では地声が中心になるため、裏声に切り替えるための感覚を意識する機会が少ないからです。
最初は裏声が小さかったり、息っぽかったり、安定しなかったりしても珍しくありません。
いきなり力強い高音を目指すのではなく、まずは「裏声を自由に出せる状態」を作ることが大切です。
喉に力が入りすぎている
高い声を出そうとすると、無意識に顎を上げたり、首に力を入れたりする人がいます。
しかし、全身を力ませて高音を出そうとすると、発声の調整がしにくくなり、裏声も出しづらくなります。
特に「高音=頑張って出すもの」という意識が強い人は注意しましょう。
裏声を練習するときは、音量よりも楽に声が出ているかどうかを確認することが大切です。
裏声が弱いことを失敗だと思っている
初めて裏声を練習すると、「細い」「弱い」「スカスカする」と感じることがあります。
ここで地声のような太さを求めて無理に力を入れると、かえって裏声が出しにくくなることがあります。
最初の段階では、多少息っぽくても構いません。
小さくても裏声が出せているのであれば、そこから音程や息の量、声の安定感を少しずつ整えていきましょう。
男性が裏声を出せるようになるメリット
裏声を習得するメリットは、高い音が出せるようになることだけではありません。
裏声をコントロールできるようになると、選べる発声方法が増え、さまざまな楽曲に対応しやすくなります。
また、歌唱表現や発声練習の幅も広がるため、高音が苦手な男性ほど裏声を練習する価値があります。
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歌える音域を広げやすくなる
裏声を使えるようになる大きなメリットが、歌える音域を広げやすくなることです。
地声だけでは届かなかった高音でも、裏声に切り替えることで出しやすくなる可能性があります。
最近のJ-POPには男性でも高い音域を使う曲が多くあります。
すべてを地声で歌おうとするのではなく、楽曲に合わせて地声と裏声を使い分けることで、高音域のある曲にも挑戦しやすくなります。
高音で力みにくくなる
裏声を知らない状態では、高音になるほど地声を押し上げようとしてしまいがちです。
裏声という選択肢を持つことで、「苦しくなったら無理に地声で押し切らない」という判断ができるようになります。
もちろん、裏声を使えば必ず喉への負担がなくなるわけではありません。
しかし、高音を力任せに出す癖を見直すきっかけにはなるでしょう。
歌の表現力を高めやすい
裏声には、地声とは違ったやわらかさや繊細さがあります。
例えば、静かなAメロで裏声を使ったり、フレーズの最後だけ裏声に切り替えたりすることで、切なさや浮遊感などを表現することができます。
反対に、地声から裏声へ大きく切り替えることで、声色のコントラストを演出することも可能です。
裏声は高音を出す技術であると同時に、歌唱表現を増やすための手段でもあります。
男性の裏声の基本的な出し方
裏声を出そうとしても感覚が分からない場合は、いきなり高い曲を歌う必要はありません。
まずは声を出しやすい高さから、地声とは違う軽い声を探してみましょう。
大切なのは、大音量の裏声を作ることではなく、力まずに声を出せるポイントを見つけることです。
「フー」と軽く声を出してみる
まずは息を吐きながら、軽い声で「フー」と発声してみましょう。
イメージが湧かない方は、スポーツ観戦をしている観客になりきって「フォー!」や「フー!」
と出してみましょう。
このとき、大きな声を出す必要はありません。
普段の話し声よりも軽く、少し高めの音をイメージします。
うまく声が出ない場合は、ため息をつくような感覚から始めても構いません。
息だけになってしまう場合は、少しずつ声を混ぜながら、自分が楽に出せる高さを探してみてください。
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低い音から高い音へゆっくり移動する
裏声らしい声が見つかったら、一つの音だけではなく音程を動かしてみましょう。
「ウー」や「フー」などの発音で、低い音から高い音へゆっくり移動します。
サイレンの音を真似するように、音程を滑らかに上げていくイメージです。
途中で声が地声から裏声へひっくり返っても問題ありません。
むしろ、どのあたりで声が切り替わるのかを知ることが重要です。
裏声だけで音程を上下させる
裏声を出せるようになったら、裏声の状態を保ったまま音程を上下させます。
最初は3音程度の短い音階から始めるとよいでしょう。
慣れてきたら5音、1オクターブと少しずつ音域を広げます。
音が高くなるにつれて大声を出すのではなく、なるべく同じような感覚で発声することがポイントです。
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男性がきれいな裏声を出すためのコツ
裏声そのものが出るようになったら、次は音程や声質をコントロールする練習に進みます。
「裏声は出るけれどスカスカする」「高音になると裏返る」「声量が極端に小さい」という人は、次のポイントを意識してみましょう。
息を吐きすぎない
裏声は地声よりも息っぽく聞こえることがありますが、大量の息を吐けばきれいな裏声になるわけではありません。
息を勢いよく吐きすぎると、声が不安定になったり、フレーズの途中で息が足りなくなったりすることがあります。
これはお腹が上手く使えていなくて力が抜けてしまっている状態です。
お腹、特にインナーマッスルでしっかり支えるような感覚が必要です。
最初は息っぽい裏声でも問題ありませんが、慣れてきたら必要以上に息を漏らさず、少ない息でも声を維持できる感覚を探してみましょう。
音量を上げることを急がない
弱い裏声を改善しようとして、いきなり大きな声を出す練習をする必要はありません。
まずは小さな音量でも、一定の高さと声質を維持できるように練習します。
裏声が安定してきたら、少しずつ音量を変えてみましょう。
「小さい裏声しか出せない」状態から、「小さい声も少し大きな声も選べる」状態を目指すことが大切です。
顎や首に力を入れすぎない
高音を出すときに顎が上がったり、首筋が強く緊張したりする場合は、必要以上に力んでいる可能性があります。
鏡を見ながら発声して、音が高くなるにつれて顔や首の状態が大きく変化していないか確認してみましょう。
肩を上げたり顎を突き出したりせず、できるだけ自然な姿勢を保ちながら発声します。
顎を軽く引くと上手くいきやすいです。
苦しくなった場合は無理に続けず、楽に出せる高さまで戻しましょう。
男性におすすめの裏声練習方法
裏声は一度出せたからといって、すぐに歌の中で自由に使えるとは限りません。
単音で裏声を出す練習から始め、音程を動かす、地声と切り替える、実際の曲で使うという順番で少しずつ難易度を上げていくのがおすすめです。
ハミングから裏声につなげる
口を閉じて「んー」とハミングし、そこから軽い裏声につなげてみましょう。
大きな声ではなく、自分が楽に出せる音量で行います。
ハミングの段階で強く押し出さず、軽い感覚を維持したまま母音へ移行することがポイントです。
ハミングは声を出す感覚を確認しやすいため、いきなり歌詞を歌うと力んでしまう人にも取り入れやすい練習です。
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サイレンのように音程を動かす
「ウー」などの発音を使い、救急車のサイレンのように低音から高音、高音から低音へと滑らかに声を動かします。
この練習では、一つひとつの音程を正確に歌うことよりも、声の切り替わるポイントを感じることを意識しましょう。
慣れてくると、自分がどの高さで地声から裏声へ移りやすいのかが分かってきます。
地声と裏声を交互に出す
裏声がある程度安定してきたら、地声と裏声を意図的に切り替える練習を行います。
同じ音、または近い高さの音で地声と裏声を交互に出してみましょう。
最初は声質が大きく変わっても構いません。
重要なのは、「勝手に声が裏返る」のではなく、自分の意思で地声と裏声を選択できるようになることです。
短いフレーズを裏声だけで歌う
発声練習だけでなく、実際の歌にも裏声を取り入れてみましょう。
いきなり一曲すべてを裏声で歌う必要はありません。
サビの一部分など、短いフレーズを選び、裏声だけで歌ってみます。
音程が安定してきたら、原曲では地声で歌われている部分をあえて裏声で練習する方法もあります。
高音を力任せに押し上げる癖を減らす練習としても活用できます。
男性の裏声が弱い・かすれるときの改善方法
「裏声自体は出るけれど、細すぎて歌に使えない」という悩みも多くあります。
裏声は地声より軽く聞こえやすいため、地声と同じ太さを求める必要はありません。
しかし、息ばかりが漏れて音程が安定しない場合は、発声方法を見直してみましょう。
小さな声で安定させる
まずは声量よりも、裏声を一定に維持できるかを確認します。
楽に出せる高さを一音選び、「ウー」などの発音で数秒程度伸ばしてみましょう。
途中で声が揺れたり息だけになったりする場合は、さらに小さな声から始めても構いません。
安定してきたら少しずつ音程を変え、さまざまな高さで同じように声を維持できるようにします。
息の量を調整する
息が多すぎる裏声は、声がかすれて聞こえる場合があります。
「ハー」のような息の多い声と、「ウー」のような比較的声をまとめやすい発音を聞き比べながら、自分の裏声がどの程度息っぽくなっているか確認してみましょう。
息が漏れすぎているなと思ったら、おそらくお腹が上手く使えていません。
腕をまっすぐにし、壁に手をついてぐっと押し込みながら練習してみてください。
少し息漏れが減り、掠れにくくなるはずです。
裏声にもさまざまな声色があるため、息を多く含む裏声だけでなく、少し芯のある裏声も出せるようになると表現の幅が広がります。
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男性の裏声とミックスボイスの関係
高音を練習している男性であれば、「ミックスボイス」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
ミックスボイスとは、地声と裏声の要素を混ぜた声のことです。
ミックスボイスがうまく出ない男性に多いのは「地声しか使えない」という状態です。
地声しか使えない状態では、高音になるにつれて声を強く押し上げてしまい高音部まで対応できません。
一方で、裏声を自由に使えるようになると、地声と裏声の違いや切り替わるポイントを認識しやすくなり、ミックスボイスも使えるようになっていきます。
裏声をコントロールする練習は、高音発声を身につけるうえで重要な要素です。
そのうえで地声と裏声の音色や音量差を少しずつ小さくし、楽曲に合った高音発声を探していきます。
「ミックスボイスを出したいから裏声は使わない」と考えるのではなく、まずは地声と裏声の両方を自由に扱える状態を目指してみましょう。
男性が裏声を練習するときの注意点
裏声の練習では「とにかく高い音を出すこと」を目標にしないことが大切です。
自分の限界に近い高音を何度も出したり、喉が苦しい状態で練習を続けたりしても、必ずしも効率よく上達できるわけではありません。
特に、痛みや強い違和感、声枯れなどが出た場合は無理に発声を続けないようにしましょう。
また、SNSや動画で紹介されている練習方法が、すべての人に同じように合うとは限りません。
声帯や声の状態、普段の歌い方、音域には個人差があります。
「男性ならこの高さまで出せなければならない」と考えるのではなく、まずは自分が楽に出せる裏声を安定させ、そこから少しずつ音域や声量を広げることが大切です。
よくある質問Q&A
Q1. 男性でも練習すれば裏声を出せるようになりますか?
裏声が苦手な男性でも、発声方法や力みを見直しながら練習することで、今より裏声を出しやすくなる可能性があります。
特に、普段から地声ばかり使っている人は、最初は裏声の感覚そのものが分からないこともあります。
いきなり大きくきれいな裏声を目指さず、「フー」「ウー」などの軽い声から練習してみましょう。
小さくても楽に裏声を出せるようになったら、少しずつ音程や音量をコントロールする練習へ進みます。
Q2. 男性の裏声が弱くなるのは普通ですか?
地声と比較すると、裏声が細く弱く聞こえることは珍しくありません。
特に裏声を使い始めたばかりの段階では、息が多く混ざったり、声量が小さかったりすることがあります。
弱いからといって無理に大声を出すのではなく、まずは小さな裏声を安定させることを優先しましょう。
慣れてきたら息の量や声の出し方を調整し、少しずつ芯のある声も練習していきます。
Q3. 裏声とファルセットは同じですか?
「裏声」と「ファルセット」は同じ意味として使われることもありますが、ボイストレーニングの流派や指導者によって定義が異なる場合があります。
例えば、息が多く混ざった軽い裏声をファルセットと呼び、より声帯の閉鎖を伴った裏声と区別するケースもあります。
そのため、言葉だけで判断するよりも、「どのような声を指しているのか」を確認することが大切です。
Q4. 裏声を練習するとミックスボイスも出せるようになりますか?
裏声の練習は、ミックスボイスを習得するための土台づくりとして役立つ場合があります。
特に、地声しか使えず高音を力任せに出している人は、まず裏声を自由に出せるようになることで、高音発声の選択肢を増やすことができます。
ただし、裏声が出せるようになれば自動的にミックスボイスが完成するわけではありません。
地声と裏声のバランスや声帯の使い方、息、響きなどを少しずつ調整していく必要があります。
Q5. 裏声は毎日練習した方がいいですか?
短時間の練習を継続することは、裏声の感覚を身につけるうえで役立ちます。
ただし、長時間練習すればするほど早く上達するとは限りません。
声がかすれてきたり、喉に痛みや強い違和感が出たりした場合は練習を中止しましょう。
その日の声の状態を確認しながら、無理のない音域と音量で練習することが大切です。
まとめ
男性が高音を歌うためには、地声だけに頼るのではなく、裏声を自由に使えるようになることが大切です。
裏声が出ない、弱い、かすれるという場合でも、単純に高音が出せないとは限りません。
地声を強く押し上げる癖や喉の力み、裏声を使う経験の少なさなどが影響している可能性があります。
まずは「フー」「ウー」などの軽い発声から始め、裏声を楽に出せるポイントを探してみましょう。
その後、音程を上下させたり、地声と裏声を交互に出したりすることで、少しずつコントロールできる範囲を広げていきます。
また、裏声は高音を出すためだけのテクニックではありません。
地声とは異なるやわらかさや繊細さを活かせば、歌の表現力を高めることにもつながります。
最近のJ-POPには、男性でも高い音域や地声・裏声の切り替えを効果的に使った楽曲が数多くあります。
高音をすべて地声で押し切ろうとせず、裏声も自分の声のひとつとして育てていきましょう。
裏声を安定して使えるようになることは、歌える音域を広げ、さまざまな楽曲に挑戦するための大切な第一歩です。
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